工房の窓
             

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2013/06/12

「10年余り家族の介護で染織が出来なかったので、
糸を使ってほしい」と送られてきた。ダンボール2個
全然使っていない。
介護がどれだけ大変なことかは娘が13年間、結婚したて
から寝たきりの母を、大おばあちゃんを送ったので、
その大変さは痛いほど解る。
感動したのは色糸が色焦る事無く健在であったことである。
染め終えた糸は色抜きも無く、早く使ってほしいと言っている。
染めかけは抜けている糸を有った。「もう使っていいですよ」と
言った色糸は素晴らしいのだと改めて確認できたことを感謝する。
一度も水通しも風通しもしていないようであったが、媒染斑も無く
感動感謝である。多くの人に豆汁をして染める堅牢度も良く、
何時までも色が綺麗ですと伝えてきたが、こんな形で豆汁糸を
見ることが出来たことを感謝!!!

2013/06/07

3年も染めなかった色糸・・・
都合で染めることが出来なかった糸を再度染めることにしました。1回染めて3年眠っていた色糸。
豆汁も良かったせいか色がしっかりと綺麗に入って行きます。豆汁だけで置く事だけはやめること
です。染め事です。解っていても綺麗に染まった色糸を見ると豆汁の力のすごさを再認識します。

2013/03/14

一日で染め終わったロムニー桜染め!!久しく「桜染め」桜を使っての染めをしなかった
事から色んなことを学んだ。春の講座のテーマ「桜染め」 切ってすぐに液出し。病気に
かかった木からもらった液。育ったところの異なる木の液と液を出す機会に恵まれました。
せっせと液を出しては染める日々を過ごした。色の濃淡は当然ある。原液の様子が異なり
生まれ出る色も当然異なって当たり前!羊毛ロムニートップとサフォークフリースとの
違い等々あることが染めの世界の楽しさであることを実感する。それぞれの色全てに
感謝して染めさせていただいたこと。
しかし「桜の色」は春を染めるにふさわしいと思う日々です。どんなものも必要な量だけで
染めることが大切。どれもこれも最後は薪のくべて灰を作り、藍染めや畑にと使い切ることが
自然と関わり過ごすことで一番大切なことではないかと思います。

2013/03/10

ようやく、羊毛の紫根染めが出来ました。
羊毛は防縮加工をして染めます。1回染めと
言うけれど染めが終わるまでには何度も湯の
中を潜ります。
アルコール抽出するので丁寧に綿糸のように
洗うことが出来ません。 時間をかけて湯洗いを
しては乾燥して時間を置き、湯洗いとすれば
色が(アルコール)が手に着くことも少なくなり
使えるようになりました。
草木染は素晴らしい!10年もそのままに
していた羊毛糸(染め終えて)を出してみても
虫が付いていません。防虫も効いていないほど
時間が経っていますが、虫が付いて糸が痛んで
いると言うことはありません。 解っていても
感動の瞬間です。
羊毛も染めずにそのままにしていると、虫が食い
使うことが出来ませんが、一度でも染液に潜った
糸は綺麗です。羊毛は染めて(草木)置いておく
べきです。羊毛そのままですと虫が食ってしまいます。

2013/03/04

初染めの染めをした「紫根」ウール綺麗に染まったもののアルコール抽出で液出しを
しました。色はいいけれど いつまでの手に色が付きます。アルコールが残っています。
時間が経ては良くなるかと期待しましたが、紡ぐ時や木枠に巻く時に やはり手に
付きます。糸の擦れる部分が色が付きます。通常は色が落ちることも水に流れることも
ありません。紫根でウールを染めるにはアルコールをどうすれば抜けるかという事に
なります。木綿等の糸のようにジャブジャブと洗うことが出来ません。木綿糸等には
こんなことはありません。これをクリヤーできれば染めた生徒さんにも指導できます。

2013/02/12

ウールコーンの撚り止め ウールコーンを2個(白・ミディアム)を求めました。
撚り止めなしと明記してあります。 撚り回数も強撚ではないので工房で作業をする。
紡ぎを始めた生徒さんの為に経糸に使いたいと、いろいろ試みてみる予定で求め、
撚り止めは木枠に巻いて行うと話していますが、今回は50g綛に上げて、湯の中に
綛を泳がせて撚り止めを試みました。まずはじめにどれぐらい糸の捩れが有るか。
クルクルと糸は捩れていきます。
湯の中に糸綛を入れて煮ること15分。湯に入れた瞬間糸はチリチリになり、
糸を取出し水気をきって少し重しをかけて干す。ミディアムの糸はそのまま
使えるので良しとして、白は染める糸なので捩れの部分が斑に成るようです。
綛蒸しは木枠に巻いて蒸しをする方が良いようです。コーンで求めた糸は手間が
かかりますね。

2013/02/10

今年の名博の特別展示で浴衣を展示します。
1年かけて絞り・染めて・仕立てを。一人ではできないこと。
今、少しずつ仕立てに入っています。写真は紫根で染めた絞り生地。
今から湯のしに出して仕立てます。

2013/01/10

羊毛を初染めに染めていましたが、今日ようやく紡ぐ所まで
こぎ付けました。冬青はこれまでに何度か染めていますが
「紫根染めウール」は初めてです。
工房ではこの何年前から、染め用アルコールを使って液だしを
しています。綺麗には染まりましたが、しっかりと洗いを
しなくてはアルコールが残ります。これが厄介でフェルト防止を
しておりますが、これ以上は無理と乾燥して紡ぐ事にしています。
今回は冬青を紡いでいますが、スライバーが紐状に捩れが
入ります。丁寧に優しく空気を入れる感じで羊毛を解せば
紡ぎます。このように「紫根染め」が紡げることを祈っています。


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